先日、澤村投手が針のミスにより長胸神経麻痺を生じた可能性があると報じられました。

 

あくまで『可能性がある?』ということなので針が原因であると決まった訳ではありません

ですがネット上では針が原因であると言い切っているサイトがたくさんあります。

 

この報道によって多くの方が針は危険だと感じたんではないかと思います。

 

はたして針治療によって神経麻痺が起きるのかどうか?

少なくとも当院を含め私の知る同業者の間でも針治療で神経麻痺が起きた報告はありません。

 

かと言って世の中に絶対というものは存在しませんので100%有り得ないとも言い切れません。

 

なので仮に針が原因だったとしても極めて稀なケースだと思います。

 

また私がネットやニュースで得た情報がどこまで正しいかわかりませんが今回の経緯はこのようです。

 

・もともと異変は生じており治らないので針治療を受けた。

・それでも治らないので詳しく検査すると長胸神経麻痺と診断された。

・医師により長胸神経麻痺が起きた原因は針によって長胸神経を傷つけた可能性がある。

 

詳細がわからないので憶測になりますが・・・

 

何も症状が無かった状態で針を受けた直後に症状が現れた訳ではなく、もともと症状がある状態で針治療を受けています。

もしかすると単に針治療を行ったが改善には至らず、症状がそのまま進行して悪化した可能性も充分にありそうです。

 

プロ野球の投手なので肩の負担は大きく、さらに過酷な筋肉トレーニングを重ねていた選手のようです。

一般人では考えられないような負担を受け続けている身体なので、長胸神経麻痺が起きても不思議ではないと思います。

 

肩の治療も針しかしていなかった訳でもないでしょうし、色んな治療法を試みたはずです。

また長胸神経麻痺の軽いものは一般人でも長時間のリュックの締めすぎで起きることがある身近な疾患でもあります。

 

針だけではなく色んな原因が考えられる中で、特別に針が原因に挙げられた理由を知りたいところです。

 

いくら鍼灸師が異論を唱えても、大きく報道された後では言い逃れっぽく聞こえてしまうかもしれませんが、何も言わないのも全て認めてしまうようなので記事にしました。

 

また当院へ来院中の患者さんもエッと心配になっているかもしれませんし、私に直接聞きたくても聞きにくいかもしれないので私の今のところの考えを書き留めておきます。

 

とにかく澤村投手の回復が一日でも早くなり復帰できますよう願います。

 

 

たうち鍼灸治療院 http://tauhi2013.om

 

当院の針は無痛ではありません。

 

響きという独特の感覚を生じますので鍼灸院の中でも痛い方です。

 

決して痛い方が良いとは考えてはいませんが、針を打たなくちゃいけない所が打ったら痛い所なので、ある程度は致し方ないと考えています。

 

痛いとわかっていて何故そこに針をするのかというと当然やる必要がるからです。

 

もしかすると症状自体はそこまで打たなくても治まるかもしれません。

針でなくても他の痛みを伴わない治療法で治まるかもしれません。

単に薬を飲んでしばらくすれば自然に治まるかもしれません。

 

ですが症状の発信源が『そこ』にあると考えている以上は、たとえ他の方法で症状そのものは抑えられたとしても『そこ』が改善していないのであれば根本の解決には至らない事になります。症状の弱化・消失のみに満足して『そこ』を放置したまますると、いずれ患者さんが今よりも辛い思いをするかもしれません。

 

『もっと早くからやっていれば・・・こうなってしまうまでに・・・』と思う事が多々あります。

多くの鍼灸院の中から当院に来院して頂いた以上は、そうならないよう多少痛みを伴うとしても今できる事、やっておくべき事』は責任を持ってやるようにしています。

 

たうち鍼灸治療院 http://tauhi2013.com

当院の考えは『筋膜の癒着によって起きた知覚過敏(トリガーポイント)が、原因不明の症状そのものの正体であったり、引き起こす誘因となる』です。

 

この考え方は現代医学の中でも特殊な方で、まだ一般的ではありませんが筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれています。

私の治療もMPSの治療も筋膜の癒着やトリガーポイントを消失させるのが目的です。

 

針は頑固な筋膜癒着でも柔らかくできる非常に強力な道具です。

MPSが広く認知され、針を刺すと硬い筋膜が柔らかくなる現象がキチンと解明されれば、いずれ『針治療はMPSに有効な治療法』となり身近な医療として活躍できると私は期待しています。

 

鍼灸は一体何に効くのか?すら知られていない致命的な問題がありますが、針はMPSに効きますという構図が出来れば鍼灸師の需要は増え患者さんや業界にも良い結果になるでしょう。

 

では原因がMPSなら簡単に治せるか?

癒着や症状が軽度ならば容易ですが重度になってくると何倍も難しくなります。

 

この治療法は原因そのものに刺激を加えることになります。

腫物にあえて触れるようなもので、的を得ていればいるほど劇的な改善が望めますが、状態が悪ければ悪いほどリバウンドを起こしやすくなります。(リバウンドは一時的なものでその後に改善をもたらす好転反応である事が多いです。)

 

また人体は複雑なバランスで成り立っています。悪いなりにも身体はなんとかバランスを保とうと必死に支え合っています。

状態が悪い人ほど無理なバランスで耐えているので、少しずつ地盤を固めながら変化したバランスに身体が慣れるまでのインターバル的な時間も必要です。(例えば四輪→一輪ではなく四輪→三輪→二輪→一輪と徐々に慣れていくように。)

 

劇的な改善もリバウンドも治療方針が的を得ているからこそ起きる変化であり、数回施術を試しても何も変化がない場合が最もMPSの不適応である可能性が高まります。

 

 

たうち鍼灸治療院 http://tauchi2013/com

 

 

 

 

 

鍼灸といえば東洋医学のイメージが強いです。

 

でも当院は現代医学を基にした施術を行っているとHPにしつこく書いてあります。

 

というのは多くの方が鍼灸院で良くなった話を聞くと、へぇ〜東洋医学って凄いんだね!と思うからです。

 

決して東洋医学を否定する訳ではありません。ですが当院の成果に関しては東洋医学で良くなったと思って欲しくない訳です。

 

実際、私の施術に東洋医学の要素は皆無であり、現代の医学で存在が確認されてる組織(筋肉や筋膜)に対して病院ではされていない治療方法で結果を出しています。

 

何故こだわっているかというと、鍼灸は東洋医学のイメージと同時に医学的根拠のない怪しい治療法というイメージも強いからです。

 

最近では超音波エコーによって鍼治療を視覚化される研究も行われるようになり、少しでも多く医学的根拠を築こうとする活動が盛んになっています。

 

鍼灸と言えば東洋医学・・・だけじゃなく現代医学の鍼灸も一般的になって欲しいと願い執拗にアピールしている訳です。

 

 

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身体の不調が治らないせいで鬱っぽくなっているのに、鬱のせいで原因不明の不調が出ていると決めつける。

不調が改善さえすれば自然と抑うつ状態から脱却できるものを、検査しても不調の原因が特定できないからと言ってわざわざ鬱を犯人にして薬で解決しようとする。

原因不明の不調は放置され持続、正常だった精神も薬によって無理やり矯正され副作用やら依存やらで手に負えなくなる。


どう考えてもまずいケースですが普通におきています。

こんな事態になってしまうのは不調の原因がわからない為です。
そして原因がわからなければ目に見えない精神的な問題、自律神経の問題などに安易にしてしまう所がいけないと私は思います。

私は全てそうだとは言いませんが原因不明の不調が筋膜由来(トリガーポイント)であるケースがかなり多いと考えています。

しかし筋膜は検査対象外です。そもそも筋膜がさまざまな問題を起こすという概念が一般の医療機関にありません。

その為、筋膜由来の不調は全て原因不明として扱われ、先程の一連の流れのような最悪な事態になるんではないかと思います。


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鍼灸は2000年?の歴史があるのだから良いものだと言われることがあります。

これだけ医学が発展した現代でも受け継がれているのにはそれだけの理由はあるとは思います。

でも現実は日本人のほどんどが鍼灸を受けた事はなく、受けた人も効果がわからない又は無かったと感じる人もいます。
とすると鍼灸に効果があったと答える人はほんの一握りの方しかいません。

ということは考え方によっては鍼灸は効果があるから残っているとも、効果がないから廃れてしまったとも考えられます。

現代の医学ではまだわからない何かがあるのかもしれませんが、長く続いているからと言って良いものだという先入観を私は好きではありません。古き良き伝統があれば悪しき間違った伝統もある訳ですから。

私は鍼灸師ですが伝統を受け継ぐ(いわゆる東洋医学)鍼灸を現代の方に受けてもらいたい、知ってもらいたい、認めてもらいたいとは一切思いません。

でも鍼という道具をシンプルに外科的使用する方法については、現代医学の死角になっている筋・筋膜のトラブルによって引き起こされるさまざまな不調に対して大いに貢献できる治療法だと思っています。

この点を医療として多くの方々に認めてもらえたらなと思っています。

過去の何もなかった、知らなかった時代、その時代で出来る精一杯のことを鍼灸師の先輩方はやってきました。

そしてその先輩たちが知りたかったこと言いたかったことが現代ではかなり解明されてきていると思います。

大先輩達が現代の医学知識を得たとしたらどんな鍼灸をするでしょう?昔のような鍼灸をするんでしょうか?

みたいなことを考えたりするのも面白いです。

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針は痛い?痛くない?

どっちなんでしょう?

ネットで調べると大半の針治療をする施術所は痛くないと書いています。

人によって痛みの感じ方は違うので個人差と言ってしまえば終わりですが、単に「痛い」では大雑把すぎるので少しまとめようと思います。

針治療の痛みは大きく分けて2種類あります。

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針が皮膚を貫通する際にチクッとします。痛みの種類は注射に似ています。
鍼灸師も患者さんも嫌な痛みです。

響き
身体の中で感じる感覚で注射のような刺す痛みではありません。
響きの種類というか感じ方は色々あります。
人によっては痛く感じ、人によってはイタ気持ちいい特殊な感覚です。

,呂匹海麗灸院でも必要としない(たぶん・・・)痛みですので今回は置いといて、『痛い?痛くない?』のポイントになるのは△痢惷舛』の有無です。

響きは身体の悪い所に針が当たると生じます。状態が悪い所ほど強く響きます。
(当院では悪い所=トリガーポイントや筋膜癒着部ですが施術者よって考え方は違います。)
逆に悪い所に当たらなければあまり響きません。

響きが無い、もしくは少しならば「針は痛くない」と感じるでしょうし、強い響きなら「針は痛い」と感じる人は多くなります。

響きを重宝する鍼灸師がいれば、必要としない鍼灸師もいます。どちらがいいか答えはまだ出ていません。

私の場合は響きが必要と言う訳ではなく悪い所(トリガーポイントや筋膜癒着部)に針をする必要があると考えています。
悪い所に針をするのでどうしても響きを伴いますが、なるべく抑えたいところです。


針は痛い?痛くない?と聞くと注射のような鋭い痛みがあるかどうかをイメージされがちですが、そういった痛みではなく響きが有るか無いかが比較対象になります。


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うつ症状、自律神経失調症の方によく見られる症状があります。

それは喉にまつわる症状です。(違和感、詰まり、張り、痛み、声が出ない等、表現は様々です。)

耳鼻咽喉科などでは咽喉頭異常感症、ヒステリー球と呼ばれます。逆流性食道炎と診断される方も多いようです。
東洋医学では梅核気と呼んでいます。

ネットで調べると大抵は精神的ストレスによって自律神経が失調して起きる症状とあります。

でも私の考え方は違います。これは首の前側、喉の筋肉のコリが原因だと考えています。

喉周りのコリが喉の違和感や詰まり感などの症状を起こしており、さらに自律神経を失調させて全身的・精神的なものにまで不調をもすという考え方です。

ですのでストレスによって自律神経が失調して起きるのではなく。(まぁストレスがコリを作る原因にもなりますが・・・)

それより喉の筋肉のコリ自体が、喉の症状と自律神経失調症状の両方を引き起こしている原因と考えます。
だから「うつ症状」の方や「自律神経失調症」の方々が、同時に喉の症状を訴える事が多いのだと思います。

自律神経を失調 ← 筋肉の緊張 → 喉の症状

喉の違和感が増すと全身症状・精神的な症状が比例して増悪する方が多いのも特徴です。

もちろん全てそうではなくても、いくら病院で検査しても異常なしの方は疑ってべきだと思いますね。

ついでに鼻の詰まりもよく併発しています。

マッサージを受けると鼻が通ったり、肩が凝ってくると余計詰まるって方、鼻水はでないのにいつも鼻づまりって方も怪しいですね。

こう考えると薬や精神的ストレスを避けるだけでは根本的に解決しないことが多はずです。

ですから当院は喉の緊張を緩めるのを目標に、状態によって局所又は全身から鍼や筋膜リリースを使って緊張を緩める治療をしています。


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あちこちで鍼灸の看板を見かけますが、どこでも同じ鍼灸をしている訳ではありません。

別に上手い下手とか、良い悪いとかいう事ではなく「鍼灸」という同じカテゴリーであっても中身は全然違うものだったりします。どれくらい違うかスポーツで例えると・・・

野球とサッカーだったら同じ球技ですのでまだ近いと感じますが、サッカーとボクシングではさすがに違うくないですか!?
でもそれくらい違ったりする事が鍼灸では珍しくはありません。

簡単にですが鍼灸を大まかに分ければ3つのタイプがあります。

・東洋医学タイプ(昔の医学)
・西洋医学タイプ(現代の医学)
・東西医学混合タイプ

さらにそれぞれのタイプから○○流や○○式、自分で考えたオリジナル鍼灸やらが加わりさらに細かく分かれます。
(ちなみに私の場合は西洋医学タイプでトリガーポイント療法をする鍼灸師のつもりです。)

ですので同じ鍼灸院であっても鍼灸師一人一人が自分の信じる鍼灸をしているので、サッカーとボクシングくらい違うことだってある訳です。

世間では一括りに鍼灸は○○にも効果がありますよ!と耳にすることがあります。
WHOにでさえ色んな症状に効果がありますよとお墨付きをもらっています。
(うちのHPにも載せていますが私なりに根拠のある症状は赤字にしています。)
でもどんな鍼灸が○○に効果があるとは耳にしません。
んん??って思いませんか?鍼灸なら何でもいいのかと。

もちろん○○に効果のある治療法ってのは一つではなく何であれ効果があるのかもしれませんが少しいい加減だなとも思います。

どんな鍼灸だろうと治る人はいるし治らない人もいます。
何が最適かわからない以上、選択肢は多いほうがいいかもしれませんが医療として鍼灸を広く認められるにはもう少し足並みを揃えベースがきちんとしていないとなぁ・・・とも思います。

で私はトリガーポイントを推メンにしている訳です。

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田内 学

 

新しく書籍を2冊購入しました。



両冊とも第1版を持っていましたが改訂され再購入しました。

トリガーポイント療法の基本は解剖学です。

何度も目を通し 何度でもイメージし直すことが大切です。

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