書店に行くと”筋膜リリース”と書かれた本が数多く置かれています。

筋膜に世間の関心が集まりつつあるようで嬉しく思います。

 

”筋膜リリース”とは簡単に言うと”筋膜を柔らかくする”といった意味です。

 

単に筋膜リリースといっても様々なタイプがあります。

手を使って行うもの、道具を使ったもの、体操のようなもの、ストレッチ・・・etc

とにかく筋膜を柔らかくするものは何でも筋膜リリースと言えます。

 

ちなみに針治療も筋膜リリースの一つです。

 

筋膜に針を刺すと柔らかくなります。

針で”筋膜リリース”を行っている訳です。

 

皆さんご存知の通り針治療は東洋医学として古くから行われてきました。

なので”筋膜リリース”という言葉が生まれる遥か昔から、

知らず知らずのうちに”筋膜リリース”をずっと行っていたという事になります。

 

針を人体に刺したからって良くなる訳がない?

結局はプラシーボ効果(思い込みで良くなる効果)なんじゃないの?

 

って思われがちな針治療ですが、

針をちゃんと人体に刺していれば

最低でも筋膜リリースによる効果は有って当然なのです。

 

 

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今回は参考までに筋膜をイメージしやすい写真を用意しました。

 

↑は鳥のもも肉です。

指で摘まんでいるのが筋膜です。

筋膜は透明で潤いがあり伸縮性に富んだ薄い膜状の組織です。

本来は柔らかい筋膜ですが癒着すると干からびて縮んで硬くなります。

 

知覚過敏(トリガーポイント)が起きるのはこの筋膜です。

針はこの膜にプスプスと穴を空けるのです。

すると硬かった筋膜がフニャッと柔らかくなるのです。

誰がやっても同じで再現性もあります。

 

 

↑は”かまぼこ”です。

木の板は”骨”

白い部分は”筋肉”

ピンクの部分は”筋膜”とします。

上にある細い線は”鍼灸針”です。

 

針は体内を進んでいきピンクの筋膜に接触します。

筋膜が硬化していると針を持つ指に壁にぶつかる感触があります。

硬ければ硬いほどしっかり伝わってきます。

 

よく針をしていると何故悪い所がわかるんですか?

と聞かれますが、針先が硬い筋膜にぶつかる感触がわかるだけです。

 

 

そのまま針を入れていくと筋膜も筋肉も貫通してやがて”骨”にコツンと当たります。

骨の表面は最も知覚過敏が強くなりやすく、激しい痛みの発信源となります。

 

まるで骨が痛いと本人は感じるので、骨の変形や擦れといった様々な誤解を受けます。

そうではなくて、骨の表面の筋膜が痛いのです。

 

 

かまぼこを板から切り離しました。

薄く残っている部分が先程解説した骨の表面付近の筋膜で、

最も知覚過敏(トリガーポイント)が強いところです。

※骨膜ともいいます。

 

 

針は細いので”たわみ”ます。

これを利用して骨に沿うように打つと骨が痛むような感覚が再現されます。

傷口に塩を塗るようなもので響きが強く正直メチャクチャ痛いですが、よく効きます。

 

 

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筋膜が硬くなる要因は色々考えられますが、大半は運動不足です。

 

昔よりも楽ができて、たいして動かなくても済む生活を送れるようになった代わりに

運動不足という新たな問題を生じてしまうのは仕方のない事かもしれません。

 

ですが残念ながら動物である人体はそれを許してくれません。

 

動物というのは動いて正常に機能するように初めから設計されています。

 

運動不足は糖尿病や高血圧、メタボなどといった生活習慣病を引き起こす事は広く知られていますが、

筋膜の硬化についてはほぼノーマークの状況です。

 

しかし筋膜の硬化は紛れもなく生活習慣病の一つとして認知されなければなりません。

 

もし進行した筋膜の硬化により痛みや痺れ、様々な不調が起きたいたとしても

現代の医療機関では筋膜を疑うことが無いので、いくら検査しても原因不明となってしまいます。

 

もちろん何でもかんでも筋膜が原因という訳ではありませんが、

少なくとも筋膜が原因で様々な不調は起きるものだと知って疑って欲しいところです。

 

 

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トリガーポイントには様々な考え方があります。

今回はトリガーポイントについて当院の考え方をまとめました。

 

 

歯が知覚過敏を起こすように、筋膜も知覚過敏を起こします。

痛みを感じますが炎症が起きている訳ではなく、

ただ感覚のみが過敏になっているだけの状態です。

 

筋膜に生じた知覚過敏を”トリガーポイント(以下TP)”と呼んでいます。

 

知覚過敏(TP)は主に筋膜が癒着して硬くなっている所に生じます。

硬いまま放置していると段々と過敏さが増してきて、

やがて症状として自覚するレベルに達するようになります。

筋膜は全身を包んでいるので、言い換えればどこにでも知覚過敏(TP)は生じる可能性があります。

 

現れる症状は主に痛みや痺れ感が多く、軽度なものから重篤化すると激しい痛みにまで至ることもあります。

また痛みが広範囲に広がったり、現場よりも離れた部位に強く痛みを感じる”関連痛”という現象がよく起きます。

”関連痛”により痛みの発信源が雲隠れし、原因がわからず具体的な対策ができない状況になることが多いです。

 

例)

・足の痛みや痺れがお尻の筋膜に生じた知覚過敏(TP)によって起きているケース。

・頭痛や腕の痛みや痺れが首の筋膜に生じた知覚過敏(TP)によって起きているケース。

・胸の痛みが背中の筋膜に生じた知覚過敏(TP)によって起きているケース。

 

多くの医療機関では上記のようなケースに対して知覚過敏(TP)を疑うことが無いので、

痛み止め等の薬物による対症療法を行うといった事になりがちです。

 

一般的に外傷を除く”痛み”は炎症や神経の圧迫、

関節が擦れる等といった事が原因と疑われますが、

単に筋膜に生じた知覚過敏(TP)が原因となっている事の方が多いと当院は考えています。

 

 

また知覚過敏(TP)には痛み以外にも異常な感覚を生じることも多く

当院では”異常感覚”と呼んでいます。

 

異常感覚は”痛み”や”痺れ”とかではなく、

気持ち悪さや、異物感、膨満感、表現が難しいような不快な感覚です。

 

例)

・喉のつかえや異物感、イガイガによるカラ咳、声のしがれ。

・鼻の奥が詰まった不快感。

・吐き気。ゲップを誘発する膨満感。胸腹部の不快感。

・耳の奥が痒い、痛い、詰まり感。

・便意や尿意に似た腹部の不快感。

・内臓から来ているような不快感や鈍痛。

 

個人差で現れる症状、訴える表現はいろいろとありますが、

上記のように一見知覚過敏(TP)は関係ないように思える症状が、

実は異常感覚によって起きているケースが非常に多くあるのです。

 

例えば”風邪もどき”、”似非胃もたれ”があります。

症状は似ていますが実際は風邪を引いておらず、胃ももたれている訳ではありません。

ただそう思えるような似た症状を異常感覚が放出しているのです。

 

そのため見当違いのお薬を飲んだり、原因を無視した対処療法を繰り返すといったケースが多くみられます。

 

 

 

知覚過敏(TP)の対処は”知覚過敏(TP)を含んでいる筋膜”を柔らかくすることです。

筋膜を柔らかくし、その状態を維持できれば後は自然に少しずつ知覚過敏(TP)が弱化し治まっていくものと考えます。

 

口で言うのは簡単ですが、人体は複雑ですので簡単に済むケースもあれば拗れるケースも当然あります。

その点についてはまたの機会に書こうと思います。

 

近年は便利社会化によって昔よりも筋膜の硬化が早く進み、重篤なレベルにまで達する方が増えています。

※ようは昔よりコリ方が異常に酷い方が多いという訳です。

 

原因がわからない、なかなか治らないという方は筋膜を疑って欲しいところです。

まだまだ認知度の低い”知覚過敏(TP)”ですが、存在を少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。

 

 

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今回は”ツボ”についてです。

 

Q1、ツボって本当にあるの?

 

東洋医学では経穴という点があり、これを一般的にツボと呼んでいます。

経穴が実際に存在するかどうか証明する方法が無いので誰にもわかりません。

有るのかもしれませんし、無いのかもしれません。

 

ただ人体には特別な部分というのは有ります。

特別な部分とはコリやすい所、負担が掛りやすい所、傷害されやすい所、血管や神経を圧迫しやすい所などです。

ようは人体の構造上弱点となるトラブルを起こしやすい所です。

そういった所は施術するポイントとなる事が多く、そういう意味では要点を押さえた”ツボ”と言えるのかもしれません。

 

 

Q2、ツボを間違えたらどうなるの?

 

治療としては施術者の思惑通りの施術になっていないので問題かもしれませんが、Q1のようにツボを”人体の特にトラブルを起こしやすい部分”とするなら間違えても別段の問題はありません。

 

ただ人体のトラブルを起こしている部分を刺激する以上は、時と場合によってはリバウンドが起きる可能性があります。

リバウンドとは治療により、身体に変化が起きて一時的な症状の悪化や、別の違った症状を生じることです。

ようは治療によって起きる身体の反動ですね。これらを改善する兆しと考え”好転反応”や”めんげん”と呼んだりもします。

 

どんな治療法でもリバウンドの可能性が有り鍼灸だけが特別という訳ではありません。

治療というのは意図して身体に何かしらの変化を起こして、それを利用し治癒に導くものだからです。

手術した直後は痛い、薬の副作用、筋トレした後は筋肉痛で痛いのと同じです。

 

ツボを間違えても問題にはなりませんが、狙い通りにツボを刺激できていても”リバウンド”が起きてしまうとツボを間違えられたと誤解される場合はあります。

 

 

Q3、どうやってツボをとるの?

 

経穴には一応取穴方法というものがあります。

教科書ではおヘソから指3本並べた所や、肘と手首の1/3の所といった感じです。

体格や骨格は人によって違うのでだいたいの場所しか示せないのは当然ですが、非常に曖昧です。

 

なので施術者も一々そんな事は気にせず、大半は自分の直感で取穴しています。

なにを基準にしているかは施術者によってバラバラです。

皮膚の硬さ、盛り上がり、ちょっとした凹み、質感など様々です。

大勢の鍼灸師にペンで印をつけさせればきっとバラバラな位置を示すでしょう。

 

私は東洋医学派ではないので○○のツボを取穴するといった行為はしていません。

ただ単に筋膜の状態が悪い所を探しだして針を刺して筋膜を柔らかくするだけのことです。

なので経穴を探すことはありません。ただ私が0選んだ施術領域と経穴が似ていることは多々あります。

 

 

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明けましておめでとうございます。

 

昨年も多くの患者様にご来院頂き誠にありがとうございました。

今年も昨年よりもっと良い施術が行えるよう精進し、皆様の健康な毎日のお手伝いが出来れば幸いと存じます。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

年々現代医学は劇的な進化を遂げており、難治性の病気もいずれ治せるようになっていくのでしょう。

 

しかし最も古くから存在し、最も身近なトラブルメーカーである『筋膜』に対しては意外にも無力です。

まさに灯台下暗しで近くて見えぬはまつ毛です。

 

幸い”鍼灸針”は筋膜を柔らかくする道具として非常に優れています。

なので現代医学の隙間である筋膜障害の治療に鍼灸師が大いに活躍できます。

 

 

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筋膜癒着は生活習慣病です。

生活習慣病の対策は日々気を付けることです。

 

以前にも記事にしましたが、”筋膜ケア”は”デンタルケア”と同じと考えて下さい。

 

歯石の蓄積は虫歯や歯周病等の温床となります。

筋膜の癒着は痛みや様々な不調の温床となります。

 

日々の歯磨きを怠ればその分早く歯石が蓄積します。

日々の運動を怠ればその分早く癒着が蓄積します。

 

丁寧に歯間ブラシをすれば、それだけ歯石の蓄積を防げます。

丁寧にストレッチをすれば、それだけ癒着の蓄積を防げます。

 

歯石が強く固着してしまったら、歯磨きや歯間ブラシでは除去できません。

癒着が強く固着してしまったら、運動やストレッチでは除去できません。

 

自分で解消できない場合は専門家に依頼します。

 

歯石の除去なら歯科医院です。筋膜癒着の除去なら筋膜リリースを行う施術所です。

 

お金と時間を掛けて上手く除去できたとしても、もう二度と蓄積しない訳ではありません。

歯石も筋膜の癒着も生きている限りは蓄積しようとするものだからです。

 

なので、いかに蓄積の進行を防いで遅らせるかが鍵となります。

それはやはり日々の歯磨きや運動、歯間ブラシやストレッチなどの自分で出来るケアです。

 

怠ればそれだけ早く蓄積し治療を必要とする周期が早くなります。

 

歯石、筋膜の癒着ともに治療の区切りはあっても終わりはありません。

 

 

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○筋膜の症状について

 

あなたの風邪は鼻から?喉から? 

 

コリで起きる意外な症状について

 

誤診の可能性

 

筋膜と自律神経失調症

 

咽喉頭異常感・ヒステリー球・梅核気

 

腰痛と便秘、下痢症

 

○筋膜の解説・参考図

 

簡単に言えば筋肉のコリです

 

コリについて

 

筋膜の断面

 

筋膜が縮むと起きる問題

 

魚肉ソーセージ

 

まずは筋膜を柔らかく

 

全身タイツ(参考画像)

 

ゞ數譴砲弔い

 

筋膜を伸ばそう

 

6數譴柔らかくなると

 

ざ數譴離吋

 

○自分でする筋膜ケア

 

自分で筋膜を評価する

 

自己流の筋膜ケア

 

カッサプレート

 

テーピングストレッチ

 

患者さん用(基本編)

 

患者さん用(腹筋編)

 

患者さん用(首喉編)

 

 

○当院の治療について

 

素朴な疑問

 

素朴な疑問

 

当院の筋膜リリース

 

なぜ現代医学なのか?

 

良い身体で過ごす日々こそが主役です

 

病院で治らないものをどうやって治そう

 

 

○針治療について

 

痛みを伴う針治療

 

針は何に効く?

 

針は痛い?痛くない?

 

 

 

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毎年料金改正をしており患者様には大変ご迷惑をお掛けしており誠に申し訳ございません。

年々患者様のニーズ、治療技術の進歩、効率化、新しい手法の開発により今年も料金の改正を行わせて頂きたく存じます。

 

実施は2019年1月からとなります。

 

新しいメニューは3種類となります。

 

施術方法によるコース分けが無くなり、お身体の状態・患者様のご希望に合わせて臨機応変に対応いたします。

施術方法はトリガーポイント針療法・筋膜リリース・又は併用して行います。

 

初診料¥1,000-

再診料¥1,000- ※最終施術日から2か月以降に発生します。

 

・基本コース 約50分 ¥5000 通常はこちらで対応致します。

・特別コース 約80分 ¥8000 さらに入念な施術を行います。

・局所コース 約20分 ¥2500 短時間で一部位に施術します。

 

誠に勝手ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

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急に寒くなったせいか風邪が流行っていますね。

 

咳が止まらなくなったり、鼻が詰まったり。頭がぼーっとしたり。

 

でもそれって本当に風邪でしょうか?

 

長く筋膜治療に携わっていると、首や喉のコリによって咳が誘発されていたり、鼻の奥が詰まったような感じがして風邪と似た症状が現れるケースをよくがよくみられます。

 

なので風邪を引いたと聞くと、ああ風邪なんですね・・・。ではなくまず首のコリを疑います。

 

もちろん本物の風邪と首のコリによる風邪モドキがあります。

 

炎症を起こして色のついた痰や鼻水がズルズルでるような場合、熱がある場合は本物とみなしています。

痰や鼻水が実際に身体から出ておらず、乾いた咳を連発する咳風邪、鼻詰まりだけの鼻風邪は首のコリが非常に疑わしいと考えています。

 

咳が止まらないと喘息と診断される場合も多いですが、喘息も同様に首コリによる喘息モドキがあります。

 

鍼灸では古くから大椎や風門、風池など風邪に効くと伝えられている代表的なツボがあります。

これらのツボに針や灸をすれば首のコリは多少なりとも緩むので、風邪の症状に効果があってもおかしくはありません。

なるほど的を得ているなと感心します。

 

 

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